2002年 ~ 現在、そして未来へ
海外大型物件の受注、環境対応型船底塗料開発の加速と数々の環境賞の受賞。 広がりを見せる事業に、創業以来受け継いでいる「優秀な製品づくり」の精神で応えます。
2004年 | ドバイ事務所を開設 |
シリコーン系船底防汚塗料「CMPバイオクリン」を発売 |
亜酸化銅フリー船底防汚塗料「シーグランプリCF-10」を発売 |
タイ・バンコクのスワンナプーム空港の建設用塗料を独占受注 |
2004年度にはタイ・バンコクのスワンナプーム空港(2006年9月開港)の建設用塗料を独占受注しました。またこの時期には、台湾新幹線向け軌道用てん充剤「CUS」の採用、潤揚長江公路大橋(中国)や南京長江第三大橋(いずれも2005年完工)など、世界でも有数の規模を誇る大型物件向け塗料を受注しました |
スワンナプーム空港 |
台湾新幹線 |
潤揚長江公路大橋(上海) |
2005年 | 電波吸収塗料「エバトロン2000」を発売 |
2006年 | 上海新工場 竣工 |
上海新工場(外観) |
上海新工場は、コンテナ用塗料の需要急増への対応として建設され、2006年に竣工しました。当社グループで最大の年産10万トンの生産設備を誇る新工場は、最新の脱臭装置や集塵装置などを設置し、環境対応の強化を図りました。(新工場の操業開始にともない、従来の上海工場は2007年に操業を停止) |
2007年 | 東京本社を現在の東京倶楽部ビルディングに移転 |
2008年 | エポキシレジンロープ「CMP LNG MASTIC TRV2001」発売 |
2010年 | 上海第2工場 竣工 |
上海第2工場 |
長期的な成長が見込まれる中国市場への対応として、上海第2工場を建設しました。その後、中国でも環境規制が強化され始めたことを受けて、2013年には上海第2工場の隣接地に水溶性塗料プラントを新設しました。 |
プラスチック用高機能塗料「フォルシード」発売 |
「チタン箔防食システム」発売 |
燃費低減型内航船用船底防汚塗料「シープレミア」発売 |
燃費低減型船底防汚塗料「SEAFLO NEO」発売 |
シーフロー・ネオの塗装 |
当社は2010年、燃費低減型船底防汚塗料「SEAFLO NEO」を発売開始しました。燃費低減型船底防汚塗料の開発にあたり、水中摩擦抵抗を生む最大の要因である塗膜表面の粗度と波長の関係をFIR(Friction Increase Ratio)理論として体系化し、水中摩擦低減の理論的裏付けとしました。その後「SEAFLO NEO Z」や、「SEAFLO NEO SL Z」など、さらに進化した製品をラインナップに追加します。 |
2011年 | インド(ムンバイ市)にChugoku Paints (India) Pvt. Ltd. を設立 |
2012年 | 環境への影響を排除するため塩化ゴム樹脂系塗料を廃止(既契約船を除く) |
第10回産学官連携功労者表彰国土交通大臣賞受賞(SEAFLO NEO) |
イタリアの塗料販売会社 BOAT S.p.A. に経営資本参加して連結子会社とする |
充填樹脂「CMPライナー」発売 |
「バイオクリン」が「モーゼ・プロジェクト」に採用 |
ベネチアの高潮被害を防ぐ78基の鋼製フラップ・ゲート式可動堰建設「モーゼ・プロジェクト」に、当社のバイオクリンが採用されました。また、中国の上海長江大橋(2009年完工)や深圳ユニバーシアードセンター(2011年完工)、東南アジア最大の斜張橋であるベトナムのニャッタン橋(日越友好橋/2015年完工)にも採用されるなど、海外での工業物件において実績を築いています。 |
モーゼ・プロジェクト |
深圳ユニバーシアードセンター |
ニャッタン橋 |
エポキシ樹脂塗料「コンテクトWE100」発売 |
2014年 | 第13回GSC賞環境大臣賞受賞(SEAFLO NEO) |
2014年日経地球環境技術賞優秀賞受賞(SEAFLO NEO Z) |
平成26年度地球温暖化防止活動環境大臣賞受賞(SEAFLO NEO Z) |
2016年 | プロペラ用塗料「ニューペラクリンセットジュニア」「ニューペラクリンセットミニ」発売 |
2017年 | オランダに新工場竣工 |
当社連結子会社であるCHUGOKU PAINTS B.V.において新設塗料製造プラントが竣工しました。新工場は、塗料製造の全工程をほぼ無人で稼働するもので、自動化に伴い閉鎖空間での製造が可能となることから、有害物質の排出が抑制されるほか、職場環境の改善、生産性向上などの効果が期待されます。 | |